福祉が農業を引き継ぐことを目指した障害者の訓練コーディネート

農福連携よりもひとつ上の概念、つまり農業者の廃業を防ぐコーディネートをいたします。

(障害者作業所Cとの協働コーディネート)

on the sunny side

私たちは、障害者が依存しない生活を送ること、そのための食料・農業・農村における障害者の訓練と、そのための障害者のケアを行うことを目標としています。
ここでは、「食料・農業・農村における障害者の訓練」のコーディネートについて記していきます。
ちなみに、”農福連携”という言葉が近年よく使われるようになりました。私たちの目標は、”農福連携”も一部包含しています。

 

私(豊田 美智子)はC作業所の理論説明を担当したり、研究発表をしたりしています。
C作業所では、朝は朝礼から始まります。
そして午前の仕事を行い(休憩あり)、昼には持参のお弁当を食べ、午後の仕事を行い(休憩あり)、そして終礼で終わります。

朝礼の様子です。指示のもと、「おはようございます」と一礼します。
終礼も同様に「お疲れさまでした」と一礼します。
大事なことは、指示に従うことです。

作業内容には以下(サクラ、原木シイタケ、草刈り(役務:行政委託による施設等の草刈り、インフラ整備:行政などの委託による草刈りなどによる道路等の管理)、ウメ、スダチ、サンショ、雑役(マルチ剥がしなど)、田んぼの後片付け)などのようなものがあります。それぞれ、画像・動画(音声ありのもの、音声なしのもの(空撮))と言葉で説明しています(一部、画像等がないものもあります)。

なお、作業中は皆、おしゃべりは一切しません。響いてくる声はスタッフの指示の声と、それに対する"はい、分かりました"などの返事のみです。

C作業所の作業コンセプトとも言えるこの指示と返事の様子は動画でご覧いただけます(空撮したものは音声がついておりません)。空撮以外の動画をご覧になる時は、音声にご注意ください(大きな音声、小さな音声ともにあります)。

棚田の管理:サクラ

食用にするサクラの葉を育て、その葉を出荷します。2021年より始まる新しい仕事です。
画像は棚田を活用して、サクラの苗木を植えている様子です。サクラの苗木1本の周囲に、竹の杭を4本挿しています。これは刈払機で草刈りをする時に、間違ってサクラの木を切ってしまわないようにするための工夫です。

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草刈り

草刈りには2種類あります。
まず初めに、役務(えきむ)と呼ばれる行政より委託を受けた草刈りです。面積が大きいものから小さなものまで、いろいろなタイプの草刈りの仕事があります。
もうひとつはインフラと呼ばれる農業・農村の相互利益または農業・農村の持続化のためのものです。
C作業所には2020年末現在、草刈り(刈払機)の講習を受け、資格を取得した障害者(利用者)が6人います。草刈りの速さが、現場をこなしていくにつれ上がっていっています。

原木シイタケ

原木(榾木:ほだぎ)となるクヌギの木の切り出し、榾木に菌植するための穴あけ、植菌、伏せ込み、収穫、乾燥、といった一連の工程の多くを、原木シイタケ農業者さんに任され、行っています。

なお、この原木シイタケは障害者作業所が工程の多くを担っている、珍しいタイプのJGAP(ジェイギャップ)を取得しています。
GAP(ギャップ)とは、Good(適正な)、Agricultural(農業の)、Practice(実践)の略で、JはJapan(日本版GAP)の略です。GAPには他にもGGAP(グローバル版GAP)などがあります。
古くなったクヌギの木は山の平面の上に横にして並べ、スギの葉を被して堆肥化または培土化しています。加えて、クヌギの苗木を植えることもしており、長期的な視野かつ持続性のあるクヌギの木の自然循環を行っています。

ウメ・スダチ・サンショの実の収穫

ここから3つ(ウメ、スダチ、サンショ)はそれぞれの農業者さんが植えられた木にできた実の収穫を任された仕事です。
最初のウメは、栽培しておられる農業者さんの方針通りに完熟になるまで木に成らせ、自然に落下してくるのを青いネットですくい取ります。
次のスダチは、スダチの木にはトゲがあるので、2段階で収穫しています。最初は実から少し離れたところを切る、そしてそれらを集めて、改めて実の部分を切る、という段取りで収穫を行っています。
最後にサンショですが、実を収穫し、葉を取り除き、パック詰めを行う。そして、育てておられる農業者さんがJAさん経由で出荷されます。
以下、ウメ、スダチ、サンショの順で画像と動画をご紹介します。

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雑役(その他の作業:マルチ剥がし)

その他の作業として、マルチ剥がしをご紹介します。
この作業は農業者さんにとってとても疲れる作業です。それを障害者(利用者)が多人数で一斉に行うことにより、少人数の農業者さんでは難しいスピードと完成度で、作業が出来上がります。

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児童発達支援

また作業所Cでは、児童発達支援というサービスも行っています。児童発達支援とは、日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練、その他必要な支援を行っています。
言いかえれば、支援を必要としている子どもたちに、将来の進路の選択肢の1つを提供したいと考えています。
画像は子どもたちがシイタケを自ら収穫したところのものです。子どもたちは楽しそうにシイタケの収穫をしていました。

料金表

私たちの考える「仕事のコンセプト(理論)」を私(豊田 美智子)からみなさまに有償でお伝えいたします。
その理論に納得がいく、賛成できる方は、希望があれば「作業所Cの仕事のこなし方」を無償(交通費・旅費はご負担ください)でお伝えします。
作業所Cからみなさまのところへお伺いしても構いませんし、作業所Cにきていただいても構いません。
作業所Cだけではこなしきれない仕事を一緒に行ってくださる作業所を募っています。

農福連携コーディネート(理論) 70,000円 / 1日
(交通費・宿泊費は別途承ります)

作業所Cの仕事のこなし方      0円/1日
(交通費・宿泊費は別途承ります)