杖をつきにくいなあ。荷物が増えるなあ。

 杖をつきにくくて困っている。1つの理由は、杖の音。購買時よりも何だか“コツコツ”という音が大きくなってきているような気がする。ゴム部分に石が挟まったわけでも、ゴムが減ったわけでもないのだけど、どうも気になる。杖を突かれる側の道路や床の素材にもよるんだろうけれど、アスファルトの道を歩いていると、コツコツ音で振り向かれることがある。音が大きいと感じるようになったのは私の気のせいか、物理的なものなのか・・・。

 次の理由は、心理的なもの。一部を除いて、仕事先ではまだまだ杖をついて歩きにくい。今日の午前も杖なしで段差の結構高い階段を上り下りして怖かった(手すりがあったから助かった)。午後は福祉・医療・保健・教育関係者の集まる会議で、かつほとんどが初対面の方だから、杖をついていくと何を聞いてこられるか分からないから、あえて杖なしで行った。ALSを知らない人はほとんどいないだろうから、テキトーにごまかし言葉を使っても、きっと病名を聞いてこられるだろうと思った。病名がバレてもし大騒ぎになったら、少ない会議の時間を有効に使えないし、仕事の発注自体も再検討になる可能性があるし。

 最後の理由は、必ずしも手摺りが左側にあるとは限らないということ。私は左手の握力が弱く、左で杖をつくと震えて逆にこけてしまうので、いつも右手でついている。なので左側に手摺りがあると杖と手すりの両方を使えるので、階段なんかは特に助かるんだけれど、右側にしか手摺りがないことがある。そうなると、杖だけにするか、手摺りだけにするか、仕方なく左手で杖を持つかしかない。手摺りは両側に欲しいなあ。両側にあっても、右側通行とか決められている駅などでは、意味がない場合もあるけれど。

 今度は道具の話。今日は午後の会議の仕事で、ホワイトボードに字を書いた。普通に文字を書くのは手が震えるので書きにくい、あるいは太いペンでないと書けない。その点、ホワイトボードのボードペンは太いし、文字も大きく書くので震えの影響はさほどでないけれど、右肩を挙げる、あるいは挙げ続けるのがつらい。左肩よりも右肩はまだ痛みがマシなので、強烈な痛みとまではいかないけれど、帰りの車の運転がちょっと怖かったなあ。

 また、私は大きいリュックを担いで歩いているので、仕事の資料がいっぱい入ってるんですよね〜と良く聞かれます。確かにそういう日もあるけれど、他に太めのシャーペン、太めのボールペン、使いやすいハサミ(仕事で結構使うのです)などの道具類と、喘息発作・予防の薬や安定剤などの薬、ケータイとPHSの両方(PHSはキーボードタイプのものでメール専用に使っています。ふつうの携帯ではメールが打ちにくいので。)、そして4つに折りたたんだ杖を突っ込んだりしているので、とてもデカく重く見える。いや、実際にデカくて重い。

 きっとこれからも私にとって便利な、あるいは私にはこれしか使えないといったような道具類が出てくるだろうから、荷物が増えていくんだろうなあ。こけないように荷物を減らさないといけないのに、逆のことしてるなあ。アレルギー科のDrがリュックじゃなくてカートにしたらいいのにとおっしゃってくださったのですが、カートを握る握力がありません。あとカートから伝わる振動で腕がヘンになります。肘の関節は動かしやすいので肘で荷物を持つことができますが、肘は他の荷物用や転倒防止のために空けておきたいし、今の荷物を全部肘で持つとしたらたぶん肘の関節がやられてしまうだろうな。今のリュックは肩にやさしいリュックを探しまくって買ったものなので、肩がダメポンになるまでもう少しがんばって担ごうっと。

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