退院後の生活が始まりました。今日はリハ、訪看さん&ケアマネさんのご訪問、リハDrの診察がありました。久しぶりのリハビリ、とっても気持ちよかったです。けれど今、思いっきり身体からのしっぺ返しにあってます。体中が痛いです。早くオピオイド系の鎮痛剤である、フェンタニル(デュロテップ)パッチが欲しいです。

 でもうれしいことに、リハのセラピストさんから、エレンタールアミノ酸たっぷり)が好影響を与えているのか、筋肉に張りが出てきているとおっしゃっていただけました。もちろん筋肉が増えるわけでは有りませんし、疲れが取れるわけでは有りませんが、エレンタールのお陰で疲れの質は少し変わってきたように思います。リハの痛みも、痛み方が異なってきたように思います。よっぽど栄養不足に陥っていたんでしょうね、私は。。

 また、訪看さんとケアマネさんといろいろお話をしました。訪看さんはご自分で訪看ステーションを立ち上げられた方です。もう1人ご参加くださった訪看さんと共に、今後のお付き合いが楽しみです。

 今日一日を通して改めて感じたことは、以前から仕事の場でも何度も話をしてきたことなのですが、非営利の仕事をされている方は「個人」をみて「組織」を見ないことが多い、ということです。それが悪いことだと言っているわけではなく、どちらの視点でも自分達や顧客を見られるようにしておかないと、システムを作ることができません。自分達の組織もそうですが、ケアチームも「連携組織」なわけですから、やはり組織として、組織を動かすシステムを作っていくという視点で、物事を考えていくことが必要となります。ちなみに、「個人」と「組織」を分けて考える、というわけでは有りません。どちらもが依存関係にあるので、個人はこう、組織はこう、と考えようというわけではありません。ただ、一部分的には分けて考える必要性がある時がありますが。

 私は仕事柄、どちらの視点からも事業所さんを見るクセがついています(ちゃんと見ることができているかどうかは?ですが)。でも医療や福祉に限らず、教育でも環境でもまちづくりでも、どうしても「個人」ないしは「自己」中心なんですよね。話はズレますが、だから日本人の言うボランティアって「自己実現」を図るための活動って呼んでしまうんですよね。本来なら、ボランティアは組織に個人を擲つ志願兵のはずなんですけれど。。。

 ただ、私は「組織」の方を見すぎているので、これからは「個人」を見ることに慣れておられる方とどのようにお付き合いし、連携チームを作っていくかを考えていく必要を感じました。私の連携組織の中において、カンファレンスという言葉の定義や、連携という言葉の定義など、どうしてもあいまい(ないしは抽象的)になりがちな言葉も、「個人」という考え方を入れながらまずは自分なりに明確にしていきたいと考えています。

 リハDrの診察でも、いろいろとお話してきました。その内容は、昨日いただいたみなさんからのコメントのお返事の中に書きました。特に、私の「レスパイト入院」場所が必要と思われること、それを引き受けてくださる場所を持っておくことというアドバイスが印象的でした。私もそう感じていたからです。でも、今回の入院先の病院からは断られちゃいましたが(–) 

 リハビリをしてもらえるレスパイト病院がいいなあ。リハ病院の本院にお願いしようかな。リハDrもOKとおっしゃってくださっていますし。でも栄養士さんが嫌がられるだろうなあ。病院食はナシにして、おにぎりだけ出していただけたらそれで十分なのですが。。

 またまた疲れてきたので、今日はこれでおしまいにします。おやすみなさい。
 

3 Comments

  1. りえ on 2009年7月7日 at 9:40 AM

    個人と組織、考えさせられますね。
    私の夫は、ALSセンター(アメリカオレゴン州ポートランド市の病院内に設立されたALS患者のためのセンター)にお世話になりました(外来として)が、このALSセンターでは、ALSの専門医をトップにして、9人ほどの専門家らが陣をなしており、その総まとめ役として看護士がひとり専任。どんな小さなことでもこの看護士に連絡をすれば、すべての連携をとってくれる形となっていました。何か相談をすると、医者の指示のもと、自分の権限内でできることなら、すぐに担当にあたると見られる関係組織に まとめ役の看護士が連絡します。(ソーシャルワーカー、理学療法士、栄養士、呼吸専門家、呼吸機械の会社、医療器具の会社、チャプレン《精神的サポート》など) ほとんどの場合、先方から電話を入れてきてくれ、必要とあらば、即患者宅まで出向いてきてくれました。
     個人を取り巻いて、個人のために迅速に対応する組織が、求められているのでは? どんなに組織がすばらしくても、組織のルールに縛られて、ルール以外のことはできない、あるいは対応に時間がかかりすぎるのでは、命に関わる病と闘う患者には無意味です。
    やはり、個人のための組織づくりをしてほしいですね。

  2. さとりん on 2009年7月7日 at 12:41 PM

    これから、いろんな場面でカンファレンスという名前の集まりがあると思います。
    その中心はやっぱり自分の人生観だと私は思ってます。

    どう生きていくつもりなのか?という柱の元に、サポートしていただくというのが
    一番いいわけで。
    それを見守りつつ・・・手を差し伸べてくれる関係を築いていってほしいです。

    レスパイト先・・リハがあり、ネットが自由で、自分の身体も家族の身体も休めるところとなると、見学してみないとわかりませんね〜
    動ける間に色々見学して、自分に合ったところで受け入れ可能なところをこれから
    探していく旅が必要だね。
    私も一箇所見学してきたよ〜〜
    また今度話すね!

  3. toyokosan on 2009年7月7日 at 11:38 PM

    りえさん、さとりん、ありがとうございます。

    「個人」をどのような視点で捉えるかによって、「個人」に対する考え方が変わりますよね。その視点には、生活者、消費者、顧客、利用者、人間、あるいは組織の中の個人などいろいろあるかと思います。

     りえさんもさとりんも、「個人」を人間、中でもとりわけ「人間の死生観」としての視点を強くお持ちだなと、今日いただいたコメントやこれまでのコメント、そしてお2人のブログなどを拝見していて、私はそのように感じています。

     そしてそれは、このような死生観を避けて通れない病気から生まれてきていることはもちろんですが、やはりお2人のこれまでのご経験や学問から生まれてきているのだと感じています。価値観は何らかの経験を通して構築されていくものであると私は思っていますので。。

    *りえさん
     アメリカでは、病院の管理会計手段としてのDRG/PPSが進んでいますね。日本は相変わらずそのような発想を取り入れていないし(取り入れない方が良いという考えも有りますが)、ALSそのものに対する理解も低いですから、ALSセンターというような疾患別に作られたセンターは残念ながらありませんよね。。アメリカに戻られることを決意された旦那さまのお気持ちが分かります。

     そのような1つの組織から成り立つセンターがないため、すなわち「組織内連携」がないため、日本で自分のケアを考えていくためには、多くの組織とのお付き合い、すなわち「組織間連携」を作り上げていかなくてはいけません。それを既存制度の下で作り上げていかなくてはいけないため、多くの縛りと職務の壁が立ちはだかっています。

     私が仕事の中で行う企業間連携も大変ですが、「一個人」、それもこのような病気を持つ者が組織間連携を作り上げていくということは、もっと大変なことだと感じています。そのため、自分自身も「バーチャル組織」を持っておこうと考えています。

    *さとりん
     入院中に行われた退院前カンファレンスの進行方向が全く見えなかったので、会議の殆どの時間を私が進行し、そして私の人生観を話しまくりました。参加者の方々の一部は、何だか大げさな会議になったなあ、とお感じになっておられるご様子ですが。。

     以前にも書いたことの繰り返しになってしまいますが、私の人生観の根本には仕事観(仕事に対する価値観)があります。でも、近代システムが作り上げた今の仕事観ではなく、縛りや壁のない、脱近代的な仕事の考え方を実行に移したいと思っています。それと死生観を2つの軸にして、自分の人生観を持ったり、それを実現していく作戦を考えたりしています。そして、それをいろんな組織との「対等な関係」でもって作り上げたいと思っています。

     レスパイト先の候補の1つであるリハ病院の本院は、VF検査の時に一度訪問しました。リハ室も有ります。築年数が長いので病室は狭いだろうなと思います(病室はまだ見たことが有りません)。もちろん、まだまだレスパイト探しの旅を続けていこうと思っています。さとりんが見学してきたレスパイト先のこと、また教えてくださいね。みんなで一緒にレスパイトできたらいいのにね(^^)

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