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5つの◯その5:「OODA」は何を意味している?

OODAループ(英語: OODA Loop、ウーダ・ループ)は、意思決定と行動に関する理論のことです。アメリカ空軍のジョン・ボイド大佐により提唱され、元々は航空戦に臨むパイロットの意思決定を対象とされていました。しかしいまでは、戦術・戦略レベルにも広がり、経営だけでなく政治・経済など様々な分野でも導入されています。

OODAループによる意思決定手順(Wikipediaより)

OODAは、観察 (Observe)、情勢への適応 (Orient)、意思決定 (Decide)、行動(Act)の頭文字をとったものです。ただ、OODAを導入すれば、PPlan)、DDecide)、CCheck)、AAct)の頭文字をとったPDCAはいらなくなるのかとお考えの方もいらっしゃると思います。しかし、OODAPDCA共に大切な考え方です。私が提示した3つのマップ(戦略・管理・業務)にこれらを落とし込むとすると、OODAは戦略レベル、PDCAは業務レベルにとても役立ちます。ISO 9000シリーズやTQMなどでは、PDCAは欠かすことができません。

ただ、日本の企業さまの中にはPDCAがうまく回らず、PPPPDDDDとなっている様子をよく拝見します。この理由は、OODAでいう「観察」が足らないためだと私は考えています。もっといろんな現象・構造を観察しましょう。どうやって観察すればいいのか、私がお手伝いさせていただきます。