看取りの場を選ぶということ。

 今日の夕方、リハ病院(クリニック)の3FにあるグループホームがTVで放映され、その中で認知症かつ頚部リンパ節ガンを患っておられる入居中の男性とその妹さんが出演されていました。男性は離婚されており、ご家族はいらっしゃらず、認知症かつガンを患いながらの一人暮らしは無理だろうと(恐らく)妹さんが判断され、グループホームに入居されました。通常、グループホームというのは、基本的には認知症を患いながらも身の回りのことはご自分でできる方が対象となります。

 そのグループホームで、この男性入居者さんを看取って欲しいという希望が、リハDrに伝えられました。リハDrはTVで、こちらで看取られるのをご希望されているのなら、その思いをかなえてあげたいというのが皆の考えですとおっしゃっておられました。

 この方はターミナル期に入られ、その後、約3週間でお亡くなりになられました。妹さんが3週間ずっとグループホームに寝泊りして、この男性入居者さんに付き添っておられました。最期は妹さんとグループホームのスタッフの方々に看取られながら、この世を去っていかれました。

 この放送を見ていて、自分ならどこを看取りの場として選びたいだろうかと考えていました。最もイヤなのが病院の病室の中。でも息苦しくなってどうしようもない時は、病院に運んでと言うかもしれません。病院に来たということは延命を希望するということだ、とおっしゃるDrもいらっしゃいます。なので、事前指示書を提示した時は、延命を希望しなくても病院に来てもいいのかどうかを確認しました。

 では在宅のまま逝きたいか、これはYes/Noが半々です。家族をパニックに陥らせるのはイヤだし、このマンションで亡くなった初住民になるのもイヤだし、その他にも理由があります。グループホームで看取られるという選択肢をかなえてもらうためには、条件がいろいろとあるので難しいでしょう。でも医療と福祉が併設した場所で看取られるというのは、私にとっては一番幸せかも知れません。

 介護保険という制度は、65才を境にして、看取りの場所の選択肢すら変えてしまうという辛い制度だなと感じました。まあナンダカンダ言っても、変態の私は当面生きていられそうだから、その頃にはまた何らかの環境変化があるかもしれません。とりあえず、身体のあちこちが攣っている今の状態を何とかして〜。股関節・足首・足指、まとめて攣るな〜。
 

4 thoughts on “看取りの場を選ぶということ。

  1. さとりん 返信する

    看取りかあ・・・
    ゾウのように死期を悟れば、群れから離れて静かにって言うのが出来ればいいのになあ〜
    体が動かなければ、それは絶対に無理だもんね。
    私も家に死にたいって昔は考えてたけど、今は違うなあ。
    家族がそこで暮らすとなると、やっぱり家以外のほうがいいような気がする。
    出来れば死に際に誰もいないまま・・・一人で逝きたい。
    父が死ぬ際、立ち会ったので鮮明な記憶が残ってて辛い(うちは吐血後即死だったから余計にね)
    寝てる間に、苦しくないまま死にたいし、心臓が弱って自然に死ねるって言うのが理想。
    だけど、毛が生えてるような心臓の私は、もがき苦しみそうな予感(−−)
    それだけは勘弁してほしい。。。。

  2. ぐりぐりももんが 返信する

    看取りの場所ですか、、、
    自分の父は、認知症が進行してしまい、グループホームの退去を迫られ、紹介された老人病院へ転院しました。
    それから、亡くなったのは、僅か半年後のことです。
    グループホームにも色々あるんですね。
    そして、病院に転院させたのが死期を早めたような気が今でもしているんですよ。
    そこに、悔やんでいる自分の姿もあるんです。

  3. toyokosan 返信する

    さとりん、ありがとうございます。

    私も一人でそっと逝きたいです。でも人間って、生まれる時も逝く時も、一人の力ではできないのよね。。ゾウさんは自らの死を悟った時に群れから離れていくけれど、後で仲間が砂をかけにきてくれるんだよね。。そんな風に逝けたらいいんだけれど。さとりんはお父さんを目の前で見送られたから、そっと逝きたいという気持ちがなおさら強いでしょうね。

    お互い、心臓に毛が生えてそうだし(私は産毛程度だけれど???)、とことんまでもがいて、周りを大騒ぎさせるかもしれないね(–) この際、最期まで迷惑なヤツやったわとみんなに言ってもらいましょうか。火葬してもらっても、なかなか燃えない身体を作っておくわ?!

  4. toyokosan 返信する

    ぐりぐりももんがさん、ありがとうございます。

    ウチの義母も、老人病院に転院してから一気に認知症が進みました。同じく、約半年後に亡くなりました。高齢者にとっての環境変化というのは、私達と違い、なかなか受け入れられない・受け止められないことなのでしょうね。。私も悔やむことがいっぱいありますが、あの時点では最良の方法だったと思わざるを得ないとも感じています。

    昨日放映されたグループホームは、単独では大赤字です。法人の他の事業の利益でなんとか食いつないでいる状態です。グループホームのみ運営しているところであれば、高度な認知症であればあるほどスタッフが必要になるから、病院へ転院させているんだと思います。介護される側よりも、介護する側の論理が優先しています。

    でも、現状のこの国を見ると、仕方がないともいえます。。国は小規模多機能型の高齢者施設を増やせと言いますが、介護保険の報酬は全く増えません。結局、ルピ党にも期待できませんでしたし。いつになったら、介護される側が安心して笑顔を浮かべて逝くことができる社会が、この国にやってくるのんでしょうかね。。。

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