私が現在、使用している「トリロジー」のことについて、昨日、ぐりりんさん(ぐりぐりももんがさん)よりコメントをいただきました。ぐりりんさんはタイにある合弁会社の社長をされていて(唯一の日本人)、とても教養のある方です。私のような駄ブログを読んでくださり、とても感謝しております。コメントのお返事は明日にといいつつ、またまた中途覚醒で眠れなくなってしまったので、今日の内に仕上げておこうと思います(このブログは午前6時で日付変更する設定にしています)。

 トリロジー(Trilogy)のtri-という接頭語ないしは接頭辞には、とても大きな意味があります。tri-という接頭語は3つのという意味がありますが、トリロジーには3つのモードがあります。「Sモード」、「S/Tモード」、「Tモード」です。おそらく、tri-という製品名をつけたのは、この3つのモードからかな?と思っています。違っていたら申し訳ございません。-logyは接尾語だと思われます。こちらはいろんな意味で使われていますよね。その代表が、学問名、理論名などでしょう。

 ひょっとしたら本来の意味とは違っているのかもしれませんが、ついでですから、3つのモードをご紹介しておきましょう。「Sモード」は自発呼吸の方、「S/Tモード」は自発呼吸+強制換気の必要な方(つまりNPPV、大きな意味での人工呼吸器)、「Tモード」は強制換気のみ必要な方(つまりTPPV:ベンチレーター、ないしは狭義の人工呼吸器)です。ALSの方の場合、「Sモード」を使用する機会はほとんどないに等しいかと思いますが。

 レスピロさんからトリロジーという機種が発売され、今までのシンクロニー(同期・同調)等の機種では不可能であった「Tモード」が加わったことにより、「S/Tモード」から「Tモード」変わるときに、同じ機種を使えるようになりました。「Tモード」は一度取り付けると外すことが出来ない人工呼吸器であり(TPPVの仲間)、このような人工呼吸器はバッテリーを搭載していなければなりません。なので、トリロジーからは、8時間のバッテリーが搭載されました。

 私は現在、「S/Tモード」を使用しています。これは気管切開の有無とは関係ありません。クチないしは鼻マスクでも使用できますし、気管切開をしても、気管切開孔から使用することが出来ます。なので、気管切開孔から使用される方は、必要な時だけトリロジーを使用し、自発呼吸が可能な時(例えば昼間など:その人によりますが)等は、トリロジーを外していられます。つまり、喉で(可能な方はクチや鼻からも少々)自発呼吸ができると言うことです。

 ちなみに、レスピロさんという会社は、現在、日本とアメリカとオーストラリアの合同会社(株式会社じゃないところがミソですね)として設立されており、正式名称はフィリップス・レスピロニクス合同会社となります。トリロジーは欧米で日本よりも1年ほど前から先行使用なされていました。なぜ日本が1年遅れたかというと、日本は欧米と違い湿気が多かったり、梅雨があったりするので、その湿気でトリロジーが上手く動かなくなる可能性があったからです。その実証実験のため、1年遅れて使用開始となりました。

 トリロジーの製造はアメリカでなされています。まあ、アメリカのものづくりらしく、「電源を切りますか」のアンサーの選択が「Yes」と「いいえ」になっています^^ キャリーバックも、コンセントの差込口とは逆側に、コンセントを保管する袋が付いています(すなわち、コンセントの一部がカバンの外側を通ることになります)。加えて、キャリーバックの前面、つまり操作画面のところには、透明シートも何も貼られていません。私のように車椅子の背にトリロジーをつけている患者は、雨が降ったらどうするの?! 念のために、自分でシートを作っておかないといけませんね。日本のものづくりなら、こんなことはしないでしょうねえ、きっと。ついでに車椅子に引っ掛けるベルトも長すぎて、私の車椅子の場合、このベルトは無用の長物となってしまっております。肩から下げる分にはちょうどいい長さですが、患者が下げるんかい、と突っ込みたくなります。

 ちなみに、トリロジーはHOT(Home Oxygen Therapy:在宅酸素)が出来るようにもなっています。トリロジーの裏側に、白い出っ張った部品がありませんか? それがHOTとして使用する時に使われるもの(弁というのか)です。私はキャリーバッグに入れる時などに折れたり取れたりすると困るので、今は取り外しています。SpO2は今のところ異常なしですから。

 個人的な話になっちゃいますが、ただいまPMSのため、体調が優れません。クチの中は、「行列のできる口内炎屋さん」になっております。こんな時に限って、金策に失敗し、普通預金がゼロの状態です。当座借り越しにいくら回っているのか心配です。おまけに通院のダブルブッキングもやらかしてしまい、明日、1つの病院の曜日変更をお願いしないといけません。

 今年はスケジュール管理をウチのホワイトボード式のカレンダーで行っているので(カレンダーを冷蔵庫に貼っています)、予定を忘れてしまうことがあるんですよね。手持ち用でかつ薄型の月間カレンダーだけのものを今まで使用していましたが、今年は見つけられず、他のものを探したけれど、私の手では持ちきれない重さのカレンダーばかりが残っていました。PCのカレンダーはアナログと併用するには使いにくいしなあ。こうなりゃ仕方がない、紙に白紙のカレンダーを印刷するとしようか^^

 おまけですが、私が使っているホワイボード式カレンダーは、糸井重里さんが運営する「ほぼ日」にて購入しております。
 http://www.1101.com/store/calendar/index.html (カレンダーのページのURLです。私は壁掛け式のものを毎月はがして、2か月分冷蔵庫に貼り付けています)
 

2 Comments

  1. ぐりぐりももんが on 2011年8月6日 at 10:58 PM

    とよこさんへ、
    買いかぶりすぎですよ。
    年を取ってきたので、役に立ちそうも無い知識だけは知っております。
    さこの100型ですが、意味があっての命名だったと言うことですね。
    それで、ググって見ましたら、産まれて間もなく人工呼吸器が体の一部になってしまった僕ちゃんを育てるお母さんのブログがありました。先天性ミオパチーと言う病気だそうですが、始めて知りました。
    http://shu-n-no-su-ke1202.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-8ed4.html

  2. toyokosan on 2011年8月7日 at 4:06 AM

    ぐりりんさん、ありがとうございます。ぐりりんさんはいろんな知識を組み立てることが出来る方です。これが教養につながっていると私は思っています。

    私の病気のように、ニューロパチー(神経疾患)に関する病気は、比較的、年齢を経てから発症することが多いです。パーキンソンがその代表でもあります。
    でもこのお子さんのように、ミオパチー(筋疾患)は生まれつきの病気であることが多く、例えば筋ジストロフィなどもその代表で、遺伝による病気が結構あります。

    今、再生医療に関する研究が盛んですが、その前はゲノムに関する研究が盛んでした。でも結局、遺伝による病気を治すまでに至らず、今はゲノムの話を聞かなくなりました。
    そんな経過を見ていたら、今の再生医療の盛り上がりも、結果を出せずにやがては消えていくのかもと思ってしまいます。

    これから楽しい人生(苦しい時もありますが)を送っていこうという子供たちがかかりやすい病気を、もっと早く治してあげられるようになって欲しいと、私は心底思っています。
    私のようにもう人生の折り返しに当たる人間の病気の再生よりも、子供の病気を治すことを優先して欲しいです。
    ブログに登場する男の子も、がんばって生き続けて欲しいです。

コメントを残す





日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)