頚椎捻挫の医療訴訟を諦めた理由

 今日は、昨日書いた1月で諦めたものの中で、2)の頚椎捻挫の医療訴訟を諦めた理由について書いておきたいと思います。これは直接、初診病院のDrに手紙を書きましたので、それを貼り付けておきます。病院名等は隠しております。

 ガンや脳血管などの外科手術や、交通事故などの医療ミス(リハビリミス)も苦しいことですが、それを診ていただける病院の数はたくさんありますので、訴訟を起こしながら他の病院に通うことが出来ます。けれど、私の病気であるALSといった「神経・筋疾患(脳神経も含む)の病気:神経内科の領域」の場合、基幹病院がとても少なく、加えて地域(自宅など)に帰る時に日常管理をしてもらえる病院も数少ないのです。

 今回、私が探してきた「新しい病院」も神経内科がなく、基本的には神経・筋疾患は殆ど診ておられません。ちなみに神経内科の領域でも、パーキンソンを見てくださる病院はたくさんあります。薬、すなわち治療法があるからね。なので、パーキンソン病(およびパーキンソン症候群)「のみ」診る病院は多々あります。

 そんなことを考えながら、今回の私の盲点を反省し、かつ訴訟を起こすことで他の患者さんの命まで奪ってしまうようなことにならないよう、医療訴訟を諦めることにしました。

 以下が初診病院のDrにお送りした手紙です。関係ないことも書いておりますが、その辺は適当に読み流してください。一部、私が編集しなおした文章や文節もありますので、ご了承下さい。

平成24年1月29日
初診病院 神経内科  ** 先生

いつも先生の診察でお世話になっております、「とよこ」と申します。先週金曜日は、長時間に渡る診察や診断書の作成をありがとうございました。
医療訴訟の件ですが、結論として諦めることに致しました。弁護士の先生にもそのように伝えます。通院患者にしか分からない、リハ病院の内情はもう忘れます。

**先生から「神経内科では外傷の診断書は書けない」とお聞きした時、私は**先生の先生の「優しいウソ」を感じました。もしそれなら、今頃、アレルギー内科の病院の感染症内科の先生でもある☆☆先生は、24時間ひたすらインフルエンザに関する診断書をお書きにならないといけないことでしょう。

ただ、「医療訴訟」の診断書だから、通常とは異なるのかもしれないと考え、近隣にある“###整形外科”に診断書を書いていただけないかを尋ねました。しかし、私が思ったとおり、「神経内科で頚椎捻挫の医療訴訟用の診断書が書けないはずはない。恐らく、初診病院の先生は訴訟の診断書を書くのを避けたかったのでしょう。」ということでした。確かに、裁判所へ出かけることになったりする可能性があるなど、先生方にもご迷惑をお掛けすることになりますから、書きたくない診断書であるかと思います。ちなみに、##先生には、私の身体に触れてくれることすらせずに、追い返されてしまいました。また、こちらの整形外科では、頂いて帰ったCDデータを開くことが出来ませんでした。おそらく、OSがWindows XPであるからかもしれません(CDの規格が合わなかったのでしょう)。

私は以下のような地域連携の関係に金曜日の診察まで気づかずに、自分自身の怪我とリハ病院のことばかり見ておりました。初診病院とリハ病院は単に病院同士という関係ではなく、地域に患者さんを帰すために大事になる地域連携の関係にある病院であることを見逃していました。「木」も見て「森」も見て「山」も見ないといけないコーディネートの仕事をしている私なのに、今回は「木」と「森」を少し見ることばかりで、地域連携という「山」を見ることに欠けておりました。私は直接、初診病院の先生方の紹介でリハ病院に通い出したのではなかったため、「山」に気がつきにくかったのかもしれません(とよこ注:細実線が私のこれまでの流れです)。

**先生が考え下さった「優しいウソ」に感謝いたしております。ただ、できましたら、今後は何でもはっきりと仰っていただける方が、私にとってはとてもありがたいです。自分の盲点に関して、一刻も早く気づける方が私はうれしいですので。
もちろん、非典型的ではありますが、ALSに関しても何でもはっきりと仰っていただければ幸いです。「良く分からない」「経過観察するしかない」ということも1つの答えですので、それはそれで、そのようにご返答いただければ結構です。私自身、もっともっと良く分からないですが、順調に?障害は進行しておりますので、私は勝手に「進行性変態病」と名づけて、日常を出来るだけ楽しく送るように、今後もして参りたいと思っております。ただ、今は、頚椎捻挫のため、このような資料を作るのに、(ALSによる作業の遅さに加え)、今まで以上に時間が掛かることが悔しくてなりませんが・・・。

学会シーズンに向けて、お忙しい日々が続くと思いますが、どうぞお身体ご自愛くださいませ。大した発表ではありませんでしたが、私も何度か学会発表を経験していますので、**先生の大変さが私なりに良く分かります。

話はそれますが、私の大学院博士課程での3年間の殆どは、指導教官の科研費研究の協力でした。専攻が経営工学ですので、「共分散構造分析におけるイノベーションの分析」に関して、アンケートの作成、集計、分析などのお手伝いを、仕事と家事が終わってからいつも夜中に行っておりました。副指導教官は一応社会学専攻ですが、東大教養系出身なので、“何でもあり”です。私はそこで「解釈主義的研究アプローチ」を知り、医療におけるEvidence Based Medicine(EBM)とNarrative Based Medicine(NBM)などを学びました。統計および解釈によるアプローチの両方を学べ、有意義でした。

私自身、「共分散構造分析における障害者作業所(または障害者サービスを行うNPO)の分析」を行う予定でおりました。しかし、ALSになってしまったために自分で文献を探しだすことも難しくなり、かつ、介護費に加え、仕事激減による生活費を賄うために、自分自身でアンケートに掛かるお金を捻出できず、今年度で単位取得退学の道を選びました。退学に関する診断書の作成をありがとうございました。大切にしていたものを失うことはとても寂しいですが、早速、某大学に退学届と診断書を郵送しておきます。

ちなみに、**先生が先日の診察時に関心を持たれていた、「新しい病院」の新しい先生による往診の件ですが、1週間に1回、4時間だけの往診です。新しい先生は外来では呼吸器内科を担当しておられ、アレルギー病院の☆☆先生に患者さんを紹介されたりしています。また、消化器内科の先生でもあるので、ガン患者さんの日帰り通院治療センターの診察を行われたり、特に往診では、重い呼吸器疾患または呼吸・消化器ガン患者さんのところへ行かれています。ですので、私のPEG交換も行ってくださいます。バ*保健所は、神経・筋疾患等の患者さんを、ほとんどリハDrに往診(ないしは通院)のお願いをし、リハ病院はリハ病院の訪問(ないしは通院)リハビリを勧められています。そしてALS等の患者の多くは、リハDrの勧め(とよこ注:半強制)で、気管切開の道を選んでいかれます。

それではまた次回、4月の診察をどうぞよろしくお願い申し上げます。とよこ

 手紙は以上です。弁護士さんからは地域連携も大事だけど、怪我をした貴方を大事にしなさいと仰っていただきましたが、初診病院のDrがいくら簡単な診断書でOKであっても、書いていただけないのですから仕方ありません。なので、弁護士さんには、やはり「命を選ぶ(生きるかどうかを自分で選ぶ:人工呼吸器装着のこと)」病気を含む特殊な病気の地域連携を、将来的に何らかの形で崩すような訴訟になってしまって困る方が出てくるのは、私にとっては不本意なので・・・とお伝えしました。

 某コンペ専門家関係者どの:某コンペで調査分析をしようと思ったのは、上記の私の研究目的とは違いますよー。某コンサル軍団のやっていることに意味があるのかどうかの証拠を掴み、それを某機関に差し出そうと思っていたのです。やっていることが余りにも酷いので。いつか某コンサル軍団の悪徳商法を暴いてやる(某コンペの担当者は、既に知っておられましたが^^)。
 

 以上、長くなりましたが、1月で諦めたことの、2)の理由でした。行動を起こして諦めたことだから、今の私は、ほぼスッキリしています。それより3)で書いた、私にとって思い入れのある書籍を返さない青鬼氏に腹が立つわ。でも、もう、3)についてはどうでもいいことなので(青鬼氏は人間と思えないし)、次は1)の介助犬を持つことを諦めた理由について述べようと思います。長々と失礼致しました。
 

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