<引用>ALSにおける診断前の体重の減少率は予後の予測に有用である。

 「Neurology 興味を持った「神経内科」論文」(http://blog.goo.ne.jp/pkcdelta)からの引用です。ちょっと遅くなってしまいましたが(6/6に書かれた文章です)・・・。

 この引用文章からすると、私は長生きするタイプになります。栄養への介入も必要ないなあ。んー、早く死にたいんだけれど。私は自分の命に執着ないからなあ。

 以下、引用のコピペです。ご興味のある方は、ご覧下さいませ。もちろん、引用先を見ていただく方が良いかと思いますが。

ALS患者さんでは病初期において体重減少が生じうる.原因として,代謝亢進にともなう低栄養やグルコース不耐症,脂質代謝障害,交感神経の過緊張が関与することが指摘されている.この体重減少をもらたす低栄養状態は,ALS患者さんの予後を予測する因子となることが知られており,とくにALSの診断時,ないし胃瘻造設時の栄養状態が重視されてきた.しかしいずれかの時期,つまりワンポイントにおける栄養状態よりも,発症からの栄養状態の変化を用いたほうが予後の予測に有用である可能性が推測される.今回,発症時からALSの診断までの体重の変化と予後の関係を検討した研究が日本から報告されたのでご紹介したい(東京都立神経病院清水俊夫先生をリーダーとする多施設共同研究で,新潟大学脳研究所神経内科も参加しました).

対象はEl Escorial診断基準を満たした(possible ALSより確かな症例)孤発性ALS患者77名(男性32名,女性45名).エンドポイントは死亡ないし人工呼吸器装着とした.罹病期間は自覚症状出現からエンドポイント出現までと定義した.体格指数(body mass index;BMI)の減少率は以下のように計算した.
BMI = (発症前のBMI−初診時のBMI)/発症から初診時までの期間
また低栄養のカットオフ値としてしばしば使用されるBMI=18.5で2群に分け,2群間の臨床像・予後の比較も行った.

さて結果であるが,発症年齢は中央値66.4歳,罹病期間は中央値2.1年(四分位範囲1.4-3.2年).BMI(中央値)は発症時,初診時で,それぞれ22.9 kg/m2および19.9 kg/m2.BMI減少率は中央値2.5 kg/m2/yearであった.

問題の罹病期間と臨床データの相関だが,初診時のBMI値,%FVC,PaCO2は相関しなかった.しかしBMI減少率は罹病期間と有意な逆相関を示した(R= -0.5409,p<0.0001).初診時のBMIを18.5で2群に分けた場合,生存曲線のあいだ差は見られなかったが, BMI減少率として2.5を境にして2群に分けた場合,有意差が認められた.最後に単変量解析を行い,BMI減少率は生存に影響を与えることを確認した(P<0.0001).発症年齢や%FVCの影響も認められたが,その影響は小さかった(P=0.043および0.037).

以上より,発症早期における体重の減少率はASL患者さんの生存を予測する因子として重要であることがわかった.初診時のBMIは病院ごとのばらつきも大きかったことから,ワンポイントでのBMI,体重の評価より減少率の評価が有用であることが確認された.

さらに本研究の結果,予後の改善のためには栄養管理への介入,具体的には胃瘻の増設時期や必要カロリーの設定が重要である可能性が示唆された.そのためには,今後,ALSの病期ごとの必要カロリーについて明らかにする必要が考えられた.

 

 

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